歯にまつわる、意外と知らない話など不定期でお届けする気まぐれコラム
Vol.52
受診による歯の寿命の延伸
今年のゴールデンウィークは長い連休となりました。
このコラムをお読みの皆さんはいかが過ごされましたでしょうか。
患者さんにお聞きすると、どこに行っても人が多いし特に特別なことはしなかったという方が多かったように思います。
僕はというと、ゴールデンウィーク中はなるべく外に出るようにしてました。
普段は診療室にずっといるので、珍しく日焼けしている状態かもしれません。
患者さんの中にも日焼けしてますねと声をかけてくれる方もいらっしゃいます。
ゴールデンウィークが過ぎると、そろそろ学校で歯科検診が行われる時期なのではないでしょうか。
歯科検診でむし歯が確認されたりすると、吹田市では歯科を受診するように勧める紙が学校で渡されることになってます。
しかしながら、検診の結果、要受診とされた子どもたちのうち半数以上が受診をしていないという実態があります。
↓学校歯科治療調査
https://hodanren.doc-net.or.jp/news/tyousa/180607_gakkosika.pdf
ところで、定期的に歯科にかかっている方は80歳で23本の歯が残っているのに対して、そうでない方は80歳で7本しか残っていないというデータがあります。
↓長期間の歯科定期健診の受信による歯の寿命の延伸について
http://www.toshiren.or.tv/pdf/dmt_09.pdf
さらに歯がない方の健康寿命は短くなり、要介護となる期間も長くなるというデータもあります。
↓残存歯数と健康寿命について
https://www.jages.net/pressroom/?action=cabinet_action_main_download&block_id=1000&room_id=919&cabinet_id=95&file_id=2663&upload_id=3097
学校検診で要受診とされたということは歯科疾患のリスクが高いということになるかと思います。
この機会に受診の習慣をつけることが長く歯を守り、さらには健康寿命を延ばすことにもつながるのではないでしょうか。
ブログも毎月更新してますのでよかったら見てみてくださいね。
http://blog.goo.ne.jp/katousika
かとう歯科 加藤一成
~令和元年5月22日(水) 投稿~
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