歯にまつわる、意外と知らない話など不定期でお届けする気まぐれコラム


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Vol.45

予約無断キャンセルへの取り組みについて

そろそろ葉っぱが色づき始めている今日この頃ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

先日のニュースでご覧になった方も多いでしょうが、無断キャンセルにキャンセル料を設定するということで話題になった、飲食店における無断キャンセルの対策レポートが経済産業省から発表されています。

↓経済産業省が発表したレポートはこちら
http://www.meti.go.jp/press/2018/11/20181101002/20181101002-1.pdf

このレポートによると、飲食店の無断キャンセルは飲食店の予約の1%弱だそうです。
そこで、当院の無断キャンセルはどれくらいなのか考えてみましたが、これよりはだいぶ多いように思います。
当院の場合は予約日を忘れていたとか、勘違いしていたととかいう事例が多いのですが、予約をするのは1週間後の場合が多かったりします。
それに比べると、飲食店の場合は、当日や、次の日の予約をする場合が多いから、このような差になるのかなぁと推察したりしてます。

このレポートには海外の取り組みとして北京の病院の例が挙げられています。
無断キャンセルした患者さんに対して、キャンセル料を請求するのではなく予約する資格を停止するという方法で、ペナルティを課すという内容のようです。

日本の医療機関でも同様の取り組みをしているところもあるのかもしれません。
というのも、キャンセルをしたら予約がいっぱいで取れなくなったので通院先を変えたいということをおっしゃる方が当院に初めて予約の連絡をいただく患者さんにいるからです。

当院では、現状ではそのような取り組みはしてないですが、予約いただいた患者さんにしっかり予約通りに来ていただくことは重要だと考えています。
せっかく準備していたのに来院いただけないと残念だという面もありますが、しっかり来てもらわないと、治療の効果が十分に発揮できないからです。
一番残念に思うのは、いらっしゃる患者さんがいるからということで、急患の方に応急処置になる旨了承いただいて処置したのちに、そのいらっしゃる予定の患者さんがいらっしゃらなかった場合です。
連絡いただけてたら、もっとしっかりした処置ができていたのにと思います。

このレポートには飲食店が行うように期待される取り組みとして、予約の再確認があげられています。
このレポートでも業務負荷が高く難しいと指摘されていますが、あらかじめ連絡することで、症状の改善度合いを確認することができて、よりしっかりした準備態勢で診療できる効果もあるだろうと考えたりしています。
できるところからになりますが、少しづつ取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。

ブログも毎月更新してますのでよかったら見てみてくださいね。
http://blog.goo.ne.jp/katousika

かとう歯科 加藤一成
~平成30年11月12日(月) 投稿~


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