歯にまつわる、意外と知らない話など不定期でお届けする気まぐれコラム


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Vol.38

口腔機能低下症

今年の桜は例年より早いと言われていましたが、造幣局の通り抜けも終了したようです。

↓通り抜けについてはこちら
https://www.mint.go.jp/wide/sakura_osaka_news_h30.html
知らなかったのですが、通り抜けでは今年の花というのがあるようです。
どういう基準で選んでいるのでしょうか。
今年の花は大提灯だったようなのですが、通り抜けに行った方から、すでに散ってしまっていたという話を聞きました。
造幣局の桜も、今年は早かったのですね。

新年度に入って、今年は、口腔機能低下症がありました。
2年前の改定の際には、むし歯予防のフッソ塗布で保険の適用範囲が広がったことを紹介したと思います。

紹介記事はこちら

フッ素についてはこちら


今回の改定で新しく保険に取り入れられたものとして、口腔機能低下症を紹介したいと思います。
誤嚥性肺炎って聞いたことあるでしょうか。

↓誤嚥性肺炎についてはこちら
http://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=11

口から食道を通って胃に行くべきものが誤って肺に行ってしまうことで起こる肺炎です。
肺炎は最近では3大疾病の一つの脳血管疾患より多くなって現在では死因の3位になっています。

↓死因統計についてはこちら
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/other/15sibou/dl/16.pdf

その中で最近増加しているものとして注目されているのがこの誤嚥性肺炎です。
この誤嚥性肺炎は口の機能と強くかかわりがあるとされています。
口にあるバイ菌の量、のどを通りやすくする機能、のど自体の機能等が落ちてくると、誤嚥性肺炎になりやすくなるとされています。
そこで、こういった点に問題がないかあらかじめ把握しておくことが誤嚥性肺炎の予防に重要になってくるのです。

のどの機能を直接測ることは難しいです。
そこで、のどの機能と密接につながりのある舌の機能を測ることが臨床で行われています。

当院では舌圧測定器を導入しました。
↓舌圧測定機についてはこちら
http://www.gcdental.co.jp/sys/data/file/fetch/4452/

他の診査と組み合わせることで、口腔機能低下症の確認ができます。
気になる方は、この機会にご相談いただければと思います。

ブログも毎月更新してますのでよかったら見てみてくださいね。
http://blog.goo.ne.jp/katousika

かとう歯科 加藤一成
~平成30年4月19日(木) 投稿~


追記:「Vol.40後期高齢者医療歯科健康診査」に関するコラムを追記しました

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