歯にまつわる、意外と知らない話など不定期でお届けする気まぐれコラム

Vol.2

飲食物に歯が入っていたというニュース

寒い日が続いていますね。
あったかいものを食べて、寒さをしのいでいる方も多いのではないでしょうか。

暖かいもので温まるにも歯は大事。
歯と言えば、先日から、飲食物に歯が入っていたというニュースが話題になっています。
食事をしていて歯が入っていたらさすがに驚きますよね。

ところで、歯は通常そんなに簡単に入ったりするわけではないはずです。というのも、健康な成人男性の奥歯のかむ力は、平均６６．９０ｋｇ、前歯でも１５．６６ｋｇという研究データがあるのです。
このような大きな力がかかっても簡単に抜けたりしない歯が、気づかないうちに混入してしまうという事は、考えにくいと思いませんか。
普段、診療していても、歯周病でよほどぐらぐらの歯でない限り自然に抜けることはないですし、抜けたという話も聞きません。
歯周病でぐらぐらになって抜けたという場合でも、抜けたことにすら気がつかなかったという患者さんには出会ったことがありません。
それ以外で考えられるのは、詰め物やかぶせが取れて、これが混入したという場合でしょうか。
この場合も、食事の最中に取れ、食事と一緒に食べて、気づかなかったという患者さんはいらっしゃいますが、それ以外のタイミングで外れた場合は皆さん外れたことに気づいていらっしゃるように思います。
製造ラインで食事をすることはないでしょうから、気づかずに混入するというのはやっぱり考えにくそうです。いったいどうして、歯が入ってしまうんでしょうね。。
歯が欠けて、放置しているうちに、さらに何度も欠けて、気づけなくなってしまったのでしょうか。

そうなったら放置していても、治ることはありませんから、早めに治療するように心がけたいですね。

ブログも毎月更新してますのでよかったら見てみてくださいね。
かとう歯科ブログ〜佐井寺より愛をこめて〜


かとう歯科 加藤一成
～平成27年1月30日（金）　投稿～


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