歯にまつわる、意外と知らない話など不定期でお届けする気まぐれコラム


歯にまつわる、意外と知らない話など不定期でお届けする気まぐれコラム

Vol.9

1万4000年前の虫歯を発見?!

8月8日は立秋で、この日からは暦の上では秋のようですが、毎日本当に暑い日が続きますね。
熱中症にならないように、水分はしっかりとりましょう。

さて、ネットでこんな記事を見ました。
ご覧になった方はどのくらいいるのでしょうか。

1万4000年前の虫歯を発見。治療は尖った石器でした
http://news.livedoor.com/article/detail/10396759/
http://www.gizmodo.com.au/2015/07/details-of-14000-year-old-dentistry-make-me-want-to-cry/

この記事を見て皆さんはどう思われたでしょう。
記事の筆者は、昔の虫歯治療に比べたら、今は恵まれていると書いています。

写真を見ると、歯がすごくすり減っているのがわかるでしょうか。
記事によると25歳の男性だという事です。
普段治療にあたっていて、こんなに歯がすり減っている25歳の男性に出会うことはまずないかなぁと思います。
60代、70代でもここまですり減っている方はそれほど多くないですね。

卑弥呼の時代は現代人より6.4倍よくかんでいたという記事もあります。
http://www.hpda.or.jp/syokuiku/04culture/11.html
1万4000年前だともっとかまなくてはならなかったのでしょうね。
それだけよくかまないといけなかったから、歯もすり減ったのでしょう。

さらにネットで検索してみました。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1615.html
このページによると近代以前の世界の平均寿命は20歳代だそうです。
とすると、25歳で、歯がすごくすり減っていても普通の人生を送るには十分だったのかもしれませんね。

現代人は、もちろん、もっと寿命は長いです。
とすると、歯の寿命も長く保ちたいですね。
歯の寿命を長くするのには、定期的な歯科受診が欠かせませんよ。


ブログも毎月更新してますのでよかったら見てみてくださいね。
http://blog.goo.ne.jp/katousika

かとう歯科 加藤一成
~平成27年8月6日(木) 投稿~


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